キキカイカイ。

Category: 妄想蜃気楼。  

妄想蜃気楼@バトルロワイヤル。

キキカイカイ。


>ぷりぷりさんのバトロワでの武器は、もちろんプリンですががんばって下さい。

というコメントをいただいたので、ちょっと妄想してみた。



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・・・

少し大きめの木を見つけると、PLINはそれを背にして息を整えた。
注意深く周囲を警戒し、待ち伏せする者や追って来る者がないことを確認すると
月明かりを頼りにそっと自分のリュックの中身をチェックする。

なるほど、米美の言っていたとおり水と数日分の食糧、それと…ぶ、武器がない!?
おかしい、いかにク○政府のク○プログラムといえど殺し合いをさせるのに
そこまで不平等な設定を与えるはずがない…

再度リュックの中身を入念にチェックすると、そこには…
キラリと光るプラスティック製のスプーン…そしてその傍らに…


「こ、これはプ、プッチンプリン…!?ふっ、詰んだな。。」




・・・

PLINは再度スタート地点の旧校舎が見える位置まで戻ってきていた。
茂みから様子を伺っていると、ようやく最後の生徒、ヤマケンこと山田賢治がでてきた。
恐怖と困惑の表情、目には涙を浮かべ、命綱のリュックを大事そうに抱えながら
一目散に森の中へと消えていく…

いつも佐藤と鈴木をバカにしていたが、この時ばかりは自分の山田の姓を呪ったに違いない。
明らかに出席番号が若いほうが、殺される確率が少なくなるのだから。。

さて、急がねばならない。
あと10分もすればここも立入禁止区域に指定される。
そうすれば、首輪の爆弾が作動してここに近づくことすら許されない。
今を置いて勝機はないのだ。。







・・・

ガチャッ

扉を開けると、すでに廃校になった舎内に似つかわしくない、ハイテク機材に囲まれた部屋。
無数のモニターには生徒ひとりひとりの行動が映されている…
この首輪は爆弾だけでなく発信機、およびカメラまで搭載されているらしい。。

米美にも、PLINがここにくることはわかっていたらしく
余裕の表情を浮かべて、こちらに向き直った。


米美  「おやおや、優勝候補のPLINさんがこんなところでモタモタしていては困りますねぇ
      貴方に賭けている人も少なくないのですよ…。」


生徒に殺し合いをさせて、誰が生き残るのかを賭けるとは
ク○政府のク○プログラムを実行する人もやはりク○なのだろう…


PLIN 「ふっ、先生、何の問題もありませんよ…賭けは私の一人勝ちなのですから…。」


米美 「何をばかなことを…」


と、そこまで言いかけたところで、
米美の表情が一瞬のうちに凍りつく。

見ると、すっと伸ばしたPLINの右手には逆さまになった状態でぷるぷると震えたプッチンプリン…
すでに安全装置としての役割を担っていた蓋は剥ぎ取られている。

人差し指は、ピンの部分に掛かり
ほんの少し力を入れたが最後、カラメル部分に空気が入り込み
んぬるりっと、その透明の安っぽい容器からこぼれ落ちてしまうだろう。

一体この世の中にプッチンプリンが地面に激突し、無残に飛び散る姿を見て
正気を保っていられるものなどいるだろうか…、いやいるはずもない。。


米美  「き、貴様ぁー、自分が何をやっているのかわかっているのか!!!」


PLIN  「どうせ死ぬなら、このプリンがどうなろうと知ったこっちゃない…
      いや、むしろプリン、そしてあんたを道連れに散るならば
      最後に咲かす花としては十分でしょう?ね、先生」


米美  「おのれぇえー、鬼、悪魔めぇえええ」



まさに自爆覚悟で手榴弾のピンに手を掛けた状態、
あるいは全身を爆弾で覆い、その手に爆破スイッチが握られている状態である。
いや、それよりも事態は深刻かもしれない。

もしピンや爆破スイッチであれば、手にある44マグナム、
または首輪の爆弾で脳幹ごと吹っ飛ばせば
指を1mmたりとも動かすことなく、意識を絶つことなど造作でもない。

だが、今手にしているのは蓋のないプリンである。
重力と陰圧とが何とか均衡を保っているだけで
ピンを折らずとも、ほんの少し衝撃を加えれば、それですべてが終わってしまうだろう。



米美  「くっ、要求はなんだ…?」


PLIN 「とりあえず、この忌々しい首輪を外してもらおうか…」


米美  「仕方ない…、だが首輪をはずしてもこの島から逃れることは不可能だぞ!!!」


そう言いながら、PLINに従い米美は手元のキーボードを操作しPLINの首輪のロックを解除した。
あの首輪は片手では外せない、外そうとPLINがプリンを手放した時が最大のチャンスであると
わかっていたからだ。。


だが、次にPLINのとった行動は米美の予期せぬものだった。
あろうことか、さらに右手を高く掲げ、ピンに掛かった人差し指に力をこめたのだ。。



米美  「や、やめろぉおおおおー」





プチッ



んぬるりっ



容器のそこから空気が進入し、プリンが落下する…
突如目の前で起きた絶望的状況、そのショックで米美は気を失った。






















・・・




PLIN  「さて、ここからが本番だな…」


米美の言うとおり、首輪は外せてもこの島からの脱出を見逃すほど政府は甘くない。
脱出するには、同じクラスメートのあいつらの協力が不可欠だろう…



じゅるるるっ 

うめぇー



あの瞬間、左手にもっていた蓋で形を崩さずキャッチしたプリンをすすりながら
PLINは次なる計画を練り始めていた。。











第一部 完。


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なんかいろいろ酷いけど、まぁいいかw




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Comments

Edit1. 無題
どんだけバトロワ好きなんだよw
懐かしいなー。
あと、プリンを人質に使うとはなんという卑怯な…。
そこに愛はあるのかいっ!!!
Edit2. Re:無題
>アルノさん

バトロワはそれほど好きなつもりじゃなかったんだけど…
言われてみると…うん、わりと好きみたいだw

PLINとプリン、お互いを信じあえていたからこそ見出せた活路…
愛、いやそれ以上のものを感じる。。

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